ディー・エヌ・エー(DeNA)は9月9日、個人間カーシェアサービス「Anyca(エニカ)」の提供を開始した。同社が将来の中核事業と位置づけているオートモーティブ領域の新事業だ。
Anycaは、自動車を使わない間は使いたい人にシェアしたい“オーナー”と、必要な時に好みの自動車を使いたい“ドライバー”をマッチングするサービス。ドライバーは気に入ったクルマをオーナーに「予約リクエスト」し、オーナーが承認すると予約が確定する。当日は、待ち合わせ場所でクルマを受渡し、ドライバーは運転後、オーナーにクルマを返却する。
万が一の事故に備えた1日単位の自動車保険にワンストップで加入できる仕組みをはじめ、個人認証や決済システム、カスタマーサポートなどのシステムやルールを構築している。また、スマートフォンでドアの解錠や施錠ができる「スマートキー」を開発中。10月頃から利用者へのトライアルとして無料レンタルを実施する予定だ。
同社によると、現在利用可能な車両は、国内外の乗用車をはじめ、旧車やスポーツカー、痛車と呼ばれる個性的な車まであり、東京都を中心に200台以上が登録されているという。サービスの利用や共同使用料、保険料などの各種料金の決済は、全てクレジットカードを経由して行われ、料金はAnycaからオーナーの銀行口座へ振り込まれる。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス