Microsoftは米国時間9月8日、クラウドセキュリティベンダーのAdallomを買収したと同社ブログで発表した。買収金額は明らかにされていない。
Adallomは、Salesforce.comやGoogle、Amazon、Dropbox、Microsoftといった企業のSaaSアプリケーション(Microsoftのアプリケーションとしては「Office 365」)の使用状況を監視するテクノロジを開発している。
Adallomは、テルアビブに研究開発拠点を置く、カリフォルニア州パロアルトの企業。
Microsoftは2014年にも、イスラエル国防軍の退役軍人たちによって創業されたクラウドセキュリティベンダーであるAoratoを買収している。なおAoratoは「Microsoft Advanced Threat Analytics」という名称にリブランディングされている。
2015年7月、Microsoftが3億2000万ドルでAdallomの買収を決断したとの複数の報道があった。その当時は、MicrosoftとAdallomのいずれも、うわさされた買収についてのコメントを控えていた。
Microsoftは買収を発表する今回のブログ投稿で「Adallomは、Office 365と『Enterprise Mobility Suite(EMS)』、最近リリースされたMicrosoft Advanced Threat Analyticsといった既存の機能を補完する」と述べている。
現時点でAdallomが提供している、Microsoft以外のクラウドアプリを監視する機能のサポートが継続されるかどうかは明らかにされていない。しかし筆者は、クロスプラットフォームを推進するMicrosoftの最近の動きから判断すると、サポートは継続されると考えている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス