Appleは、「iOS」デバイスでは最近はやりのワイヤレス充電に抵抗してきたが、同社が米特許商標局に提出した特許出願書類から、燃料電池に取り組んでいることが明らかになった。同燃料電池では、再補充せずに携帯機器を「数日または数週間」も駆動できるという。
「携帯コンピューティング機器を駆動する燃料電池システム」と題された特許は、携帯コンピューティング機器向けの燃料電池システムを説明するもので、燃料カートリッジを挿入できる燃料電池スタック、電池システムに酸素を供給し冷却するファン、再充電可能な内部バッテリで構成されている。
最初にAppleInsiderが報じた特許を説明する図は、「MagSafe」コネクタに言及しており、同技術が「iPhone」向けよりは「MacBook」向けであることを示唆している。
このシステムはAppleがこれまでに提出した2件の特許出願に基づいており、ここで説明されている燃料カートリッジは電源モジュールに差し込まれ、それがさらにMagSafeコネクタを搭載するMacBookに接続される。先の特許の1つは、MagSafeがUSB接続や「iPod」の30ピンコネクタの代用となる可能性を示している。
しかし、英紙The Telegraphは現地時間8月22日、水素を再補充せずに1週間は給電できる水素燃料電池を英企業のIntelligent Energyが「iPhone 6」に内蔵したと報じた。同社が施した唯一の改造は、燃料電池から発生する水蒸気を逃がすため背部に排気口を加えたことだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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