2014年に「Fire Phone」を投入してスマートフォンの分野に参入したAmazonだが、その取り組みが失敗したことから、同端末を担当したハードウェア部門のエンジニアらを対象にレイオフを実施しているという。
The Wall Street Journal(WSJ)に情報筋が語ったところによると、AmazonのLab126内でここ数週間に数十人のエンジニアが解雇されたという。Lab126は、「Kindle」「Kindle Fire」「Fire Phone」を含む同社のコンシューマ向けデバイスを数多く手がける極秘のハードウェア部門だ。Amazonは大画面タブレットを含む一部製品についても、規模を縮小または中止したとWSJは報じている。
今回のレイオフは創設11年目の同部門で初めての人員削減であると報じられているが、従業員が機密保持契約に署名しなければならない都合上、その規模を判断することはできなかった。同部門はカリフォルニア州クパチーノとサニーベールを拠点とし、従業員数は約3000人である。
Amazonはこの報道についてコメントを控えた。
Amazonは2014年7月、同社初のスマートフォンであるFire Phoneを発売した。4つの前面カメラを備え、3Dエフェクトを生成する高機能端末だが、消費者の高い関心を呼び起こすことや、売り上げの大きな起爆剤となることはなかった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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