Parallelsは8月19日、MacでWindowsなどを動かせる仮想化ソフトウェア「Parallels Desktop 11 for Mac」を発売した。
国内でもすでに販売されており、バージョン9や10からのアップグレードは通常版が5300円。新規の場合は8500円。ほか、USBメディア版(9500円)やアカデミック版(6000円)などが用意されている。いずれも税込み。
Parallels Desktop 11では、Windows の起動とシャットダウンのスピードが最大50%向上。また、新機能のTravel Mode(トラベル モード)により、外出時のバッテリ持続時間が最大25%延長するという。さらに、OS X El Capitanおよび Windows 10に対応している。
さらに、Windows 10に搭載されるパーソナルアシスタント機能「Cortana」をWindowsとOS X両方でサポートする。OS X El Capitanのリリースに先駆け、試験的なサポートも提供しており、El Capitanのリリース直後からはプラットフォームをフルサポートするとしている。
開発者やデザイナー、パワーユーザー向けの新バージョン「Parallels Desktop for Mac Pro Edition」も用意されている。価格はアップグレード版が5300円/年、新規は1万800円/年(税込)。
Pro Editionは、DockerやVisual Studio(プラグイン)、Chef、Jenkins、Vagrantなどの一般的な開発者用ツールとの統合、ゲスト OSでのデバッギング、ネットワーク シミュレーション機能をサポートする。より複雑なシミュレーションや多様な仮想マシン環境を必要とする開発者、パワーユーザー、テスターに最適としている。
なお、これまで「Parallels Desktop for Mac Enterprise Edition」と呼ばれていた「Parallels Desktop for Mac Business Edition」には、Pro Editionの全機能が含まれる。IT部門がエンドユーザーの仮想マシンを制御し管理できるのが特長だ。新たにライセンスを管理、運用できる一元管理機能を付加し、ライセンスの有効期限や使用状況の統計値、ライセンス使用者のアクティビティのリアルタイム監視などが行える。価格は、1万円/年から。
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