既存のタブレット端末よりさらに大型の「iPad Pro」が、間もなく登場する可能性を示唆する情報が明らかになった。
「iOS 9」ベータ版のコードとAppseeのデータ分析によれば、画面解像度が2048×2732の大型タブレットをAppleが発売する可能性は高そうだ。この解像度は、12.9インチのディスプレイに実装されるとみられる。
また、KGI SecuritiesのアナリストMing Chi-Kuo氏の考えでは、これまでの「iPad」シリーズと異なり、iPad Proでは感圧タッチ(Force Touch)ディスプレイとオプションのデジタルペンという、2つの新機能を備えるとみられるという。Kuo氏は、Appleが2015年末までに最大で550万台の「iPad Pro」タブレットを発売し、さらに最大で100万本のスタイラス製品も提供すると予測している。
Appleがさらに大型のタブレット製品をリリースするとのうわさは数年前から流れているが、今回の話は何か違いがあるのだろうか?
1つ目のヒントは、早ければ9月にも登場すると言われるiOS 9で、画面分割とマルチタスクがサポートされることだ。この機能は、旧来のモデルよりメモリ容量が大きい「iPad Air 2」以外の従来製品では制限される。
iPad Proにとって今が適切な発売タイミングだと考えられるもう1つの理由は、現行のiPadシリーズの売れ行きが停滞していることだ。何か新しい製品、特に職場での利用に狙いを定めた製品を提供することは、落ち込み気味のタブレットの売り上げを回復させる可能性がある。Appleがエンタープライズ向けアプリでIBMとの提携を拡大していることを考えればなおさらだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」