画面サイズ80インチのAndroidタブレットが存在すると信じてもらえるだろうか。クラウドファンディングサービスIndiegogoで支援募集中の「Touchjet WAVE」を使えば、普通の大画面テレビをタッチスクリーン対応Androidデバイスに変えられる。
Touchjet WAVEは、テレビの上部に取り付けると画面がタッチ操作可能になる。もちろん、テレビの画面がタッチパネルになるわけなどない。画面に対する指の動きを赤外線センサーで検知し、それをスワイプやタップといった操作として処理する仕組みだ。
Android 4.4(開発コード名「KitKat」)を搭載し、無線LAN(Wi-Fi:IEEE802.11bgn)やBluetooth 4.0 BLEに対応しており、テレビがAndroidタブレットとして機能する。当然Androidアプリケーションのインストールも可能。MiracastやDLNAでストリーミング映像も視聴できる。
専用アプリケーションをスマートフォンに入れておくと、テレビ画面にタッチすることなく離れた場所から操作できる。ソファでくつろぎながら大画面で映画などを楽しめて便利なうえ、テレビの画面を指紋で汚さずに済む。また、テレビ画面は付属スタイラスでも操作可能なので、指紋が気になる場合はこちらを使おう。
このアプリケーションはリモコンとして使えるだけでなく、スマートフォンやタブレットの画像をTouchjet WAVEに転送し、大きなテレビの画面に表示できる。大勢で写真を見たり、プレゼンテーションや会議をしたりする際に役立つ。
利用可能なテレビの大きさは20~80インチまで。画面の上に取り付けてHDMI入力ポートに接続すれば、タッチする位置を最初にキャリブレーションするだけですぐに使い始められる。
Indiegogoでの目標金額は10万ドル。キャンペーン期間が1カ月残って記事執筆時点(日本時間8月12日13時)で約4万2000ドルの資金を集めている。
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