ソーシャルメディアのPinterestは米国時間7月31日、テクノロジ業界で長い経験を持つクリエイティブのプロSusan Kare氏を製品デザインリードとして採用したと発表した。
サンフランシスコに拠点を置くPinterestは、Kare氏のApple時代からの作品ポートフォリオを熱心に強調し、同氏を「『Lasso』『Grabber』『Paint Bucket』といったMacintoshオリジナルのアイコンなどの象徴的なデザインや、Macintosh最初の書体である『Chicago』(「iPod」の最初の4世代でも採用された)などを生み出した先駆者」と表現した。
Kare氏は、Appleの共同創設者であるSteve Jobs氏を追って、Jobs氏が設立したソフトウェア企業NeXT(Appleに買収され、今は存在しない)に移籍し、Jobs氏への忠誠を示した。Kare氏は、クリエイティブディレクターとしてNeXTで10人目の従業員になった。
Kare氏はその後、自身の代理店Susan Kare Designを設立し、Microsoftの「Solitaire」カードやFacebookのバーチャルギフトなど、よく知られているデザインの制作を続けた。
Kare氏は、(実は7月の最終週から正式に勤務を開始している)Pinterestで、クリエイティブチームリードの1人として、同社のインターフェースを担当する。Pinterestの新しいEコマース事業「Buyable Pins」や、検索などのアプリ機能に関連したデザインがKare氏の担当だ。
Kare氏は、Pinterestの製品デザイン責任者である(Appleでの勤務経験も長かった)Bob Baxley氏の直属となる。
さらにPinterestは7月30日、これとは異なる流れながら業界にとって革新的な動きとして、2016年の採用目標を公表した。特にエンジニアリング職で女性やマイノリティの多様性を促進するという。
Pinterestは、フルタイムのエンジニアの採用率で、女性を少なくとも30%に、人種的マイノリティを8%に高めたいと考えている。また、エンジニアリング職以外の採用率でも、人種的マイノリティを12%に高めたいとしている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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