WHITEは7月31日、タッチインターフェースを搭載したダンボール製VRゴーグル「MilboxTouch(みるボックスタッチ)」のプロトタイプを発表した。明治大学 宮下研究室、サンメッセとの共同研究により実現した。
Milboxは、ダンボール製ゴーグルと、アプリをインストールしたスマートフォンをセットするだけで、VR(バーチャルリアリティ:仮想現実)を体験できるプラットフォーム。新たに開発したMilboxTouchは、明治大学が研究開発した、タッチパネルディスプレイに貼り付けるだけでタッチパネル外からのタッチ入力を転送可能とする「ExtensionSticker技術」を応用した、ダンボール製のVRゴーグルだ。
プロトタイプでは、ボディ側面にある導電性インクで印刷されたパターンを触ることで、ゴーグル内に設置したスマートフォンが操作可能になる。また、パターンの触り方を変えることで、タップやスクロール、スワイプといったさまざまなスマートフォンの入力操作が可能だという。
同社によると、ダンボールに導電性インクを印刷するというシンプルな方法でタッチ入力インターフェースを実現しており、タッチ機能付きVRゴーグルを安価に大量生産できるとしている。また、タッチ入力を活用したVRコンテンツの普及を、さまざまなクリエーターを巻き込みながら推進するという。
その第1弾としてアマナの協力のもと、MilboxTouchを活用したゲームコンテンツを制作。その開発知見をMilboxのサイトで一般公開する。Unityをはじめとした各種開発プラットフォームで利用できるライブラリなどを、クリエーターが自由に活用できる形で公開することも予定しているという。
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