デルは7月23日、過酷な環境に対応する「Dell Ruggedシリーズ」のラインアップとして11.6インチの「Latitude 12 Rugged タブレット」を発表した。
「Rugged(ラグド)」は「頑丈に作られた」という意味を持つ。Dell Latitude Ruggedシリーズは、軍事や各種産業現場といった環境下の使用に耐えられるよう強化された製品だ。
Latitude 12 Rugged タブレットも米軍調達基準であるMIL-STD-810Gに準拠し、IEC侵入保護等級の第三者機関テストによって、耐久性を実証済みだ。Gorilla Glass 3を採用した11.6インチのタッチディスプレイは、手袋をしながらでも操作できる。電源を入れたまま交換できる「ホットスワップ」対応バッテリを搭載しており、駆動時間は最大10時間。
CPUは、モバイル向けの第5世代 インテル Core Mデュアルコアプロセッサ、最大512Gバイトまでのモバイル向けSSDを搭載する。パッシブ冷却とアクティブ冷却を組み合わせた第4世代QuadCoolファンをベースとした排熱管理、完全防水、802.11a/cのWi-Fi、専用GPSを搭載し、さらにオプションにより国内でもSIMフリーモデルとして3G/LTEを利用できる。サイズは幅312mm×奥行き203mm×高さ24mm、重さは1.62kg(2セルバッテリ1個を装着時)。
なお、OSはWindows 8.1/8.1 Pro、Windows 7 Professionalから選べるほか、Windows 10については年末には選択できるようにする見通し。価格は標準構成で31万1100円から。
デル クライアント・ソリューションズ統括本部 統括本部長の山田千代子氏は、「デルは、PCからシンクライアント、モニタ、ソフトウェアなどの周辺機器まで関係するソリューションを統括し、エンドtoエンドで提供できる唯一のITベンダーと自負する。今、製品の使い方は多様化しており、海の上など過酷な環境でも使え、セキュリティ機能も備えた製品としてタブレットを提供する」と説明した。
このほか、デルはシーイーシー(DEC)とDell Data Protectionソリューションの認定パートナー契約を締結したことを発表した。Dell Data Protection(DDP)のパートナー認定は国内初。DDPソリューションの導入から保守までのサポートを強化するとしている。
CECは、多様な業種、企業規模の顧客に対するシステム構築経験をもつインテグレーターで、今回のパートナー契約の締結により、DDPのさらなる普及と拡販を強化していく。
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