後付型のスマートロックロボット「Akerun」を販売するフォトシンスは7月23日、SIM搭載IoTゲートウェイ「Akerun Remote(アケルンリモート)」を発表した。ソフトバンク コマース&サービスと販売代理店契約を締結し、8月下旬より法人向けに販売を開始する。
今回発表されたAkerun Remoteは、ソフトバンク コマース&サービスとNTTドコモが提供するSIM対応の鍵管理システムだ。これまではスマートフォンやオプションのキーを使って解除するしかなかったが、Akerunが電話回線につながり、常時インターネットに接続されるため、PCやフィーチャーフォンなどウェブにアクセスできるすべての端末で鍵の開閉が可能となる。
また、利用者は管理者から送られてきた専用のURLにアクセスするだけで、鍵の権限を受け取ることができ、専用アプリのダウンロードや初期登録が不要となる。これにより、ホテルやシェアスペースでの利用時に、ユーザーの操作の負担を減らせるようになるという。
同社によると、これまではAkerunを設置したドアに近づかないと鍵の開錠・施錠はできなかったが、AkerunとAkerun Remoteを活用した法人向けサービス「Akerunオンライン鍵管理システム」により、遠隔操作が可能となったという。鍵を掛け忘れて外出してしまった場合でも、外出先から手元のデバイスでウェブにアクセスするだけで鍵の開閉状況が確認でき、遠隔で鍵を施錠できるようになる。
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