Microsoftは先に発表した組織変更で、社内のサイロを減らすべく製品とサービスの統合を進めている。
最高経営責任者(CEO)のSatya Nadella氏による最新の組織変更に関する発表に続いて、情報筋より追加の情報を得ることができた。
今回の組織変更の一部として、デバイス部門を率いていたStephen Elop氏はMicrosoftを退社し、同部門は「Windows」を率いるエグゼクティブバイスプレジデントのTerry Myerson氏の下に入る。
Elop氏の退任により、Surface担当コーポレートバイスプレジデントのPanos Panay氏の役割が大きくなっているようだ。Panay氏はElop氏の業務だった財務、マーケティング、サプライチェーンには関与していないが、Microsoftの全プレミアムデバイス関連の業務を統括するという。これには、「Surface」「Windows Phone」「Xbox」「Surface Hub」(カンファレンスシステム)、「Microsoft Band」(フィットスバンド)、「HoloLens」(ARデバイス)などが含まれる。
Microsoftの担当者もこれを認め、Panay氏が「プレミアムデバイス(のエンジニアリング)を引き継ぐ」と述べた。
情報筋によると、Panay氏がプレミアムデバイスを統括するという変更は社内で7月中旬に発表されたという。Panay氏の新しい肩書きについて、正確にはわからない。
このほか、アプリケーションとサービスグループのエグゼクティブバイスプレジデントを務めるQi Lu氏の周辺でも変化があるようだ。すでにOneDrive/SharePoint(ODSP)チームにJeff Teper氏が戻ったことがわかっている。
複数の内部の電子メールによると、MicrosoftはOneDrive/SharePointとOutlook/Exchangeの両チームを統合するようだ。これには「Office 365」と「Yammer」チームも加わる。
これらのチームを統括するのはコーポレートバイスプレジデントのRajesh Jha氏だ(Jha氏はすでにOffice 365サービスとOutlook/Exchangeチームのトップを務める)。
Temper氏はOneDrive/SharePointのトップとして、Jha氏の直属となる。Microsoftが2014年に買収したAcompliのトップだったJavier Soltero氏はコーポレートバイスプレジデントとなり、Harve Bhela氏に代わってOutlookのプログラムマネージャーを務める。Bhela氏は、クラウドとエンタープライズ事業に移るWindowsのベテランであるDavid Treadwell氏に代わってWindows部門に移籍する。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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