米Yahooは、同社が保有する中国の電子商取引大手Alibabaの株式を分離する計画を進めている。
Yahooは米国時間7月17日、新設する株式公開企業の名称をAabaco Holdings, Inc.とすると発表した。
これまでSpinCoとして知られていたスピンオフ企業が、Yahoo Small Businessの全株式とAlibaba Groupの15%(約3億8400万株)を取得する計画だ。
Aabaco Holdingsの全発行済み株式は、Yahoo株主に分配される予定。
スピンオフが最初に発表されたのは1月のことで、Yahooが保有するAlibaba株は約400億ドル相当と換算され、移行が完了する頃の時価総額は500億ドルにも増大すると言われていた。
中小企業のオンライン化支援を担当するSmall Business部門は2月、同分離計画に組み込まれた。
一方、Aabacoが米証券取引委員会(SEC)に提出したフォームN-2文書によると、「このスピンオフの認可あるいは完了に際し、Yahooの株主による投票が義務付けられたり、求められたりすることは一切ない」という。
Yahooは、2015年第4四半期までの手続きの完了を目指している。
分離後、YahooとAabacoは独立経営となる予定だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」