Sansanは、個人向け名刺管理アプリ「Eight(エイト)」を刷新し、ニュースフィード機能を追加した。フィードに流れる名刺の更新情報にコメントをしたり、「いいね!」を付けたりできる。これを皮切りに今後、ビジネスソーシャルネットワークサービスとしての機能を随時拡張していく計画だ。
ニュースフィード機能の1つとして、ウェブニュースやブログのURL、画像やテキストを投稿できる「Eightでシェア」ボタンを8月末にリリースする予定。既存機能も強化したい考えで、メッセージ機能を「グループメッセージ」に2015年内に対応させる予定であるほか、名刺交換機能でBLE(Bluetooth Low Energy)を使ってその場にいる人に自分の名刺を配布できるようにしたり、互いのスマートフォンをタッチして名刺交換ができるようにしたりする計画がある。
さらに、Eight上のつながりの情報をもとに、知り合いの会社のニュースやプレスリリース、人事異動情報、株価などをフィードに配信することも検討している。同社取締役でEight事業部長の塩見賢治氏によれば、この機能の提供は「早ければ9月頃」で、既存のキュレーションサービスのニュースとは異なる仕組みや見せ方を考えているという。
Eightは現在、月額480円、年額4800円のプレミアムプランを提供することで収益を得ている。登録数は明かしていないが「当初の計画よりも多い」(塩見氏)という。今後、フィードにネイティブ広告を掲載することで収益を向上させることも検討中だ。塩見氏は「あまり広告色を出さず、情報として届けられるようにしたい」と話す。
「ビジネスで出会った人々をつなげておいて、必要なときに、メールなどよりもカジュアルにコンタクトできるようにしたい。LINEのビジネス版、といった立ち位置になれれば」(塩見氏)。
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