Evernoteは米国時間7月20日、Chris O'Neill氏を新最高経営責任者(CEO)に迎えると発表した。共同創設者であるPhil Libin氏は数カ月前から、CEOの職を辞任すると予想されていた。O'Neill氏は、Googleにおよそ10年間勤務し、直近ではGoogle X Labでグローバルビジネスオペレーションを統括していた。Google Xは、自動運転車や「Google Glass」といった「ムーンショット」の開発や研究を担う機密部門だ。
O'Neill氏は来週より新しくEvernoteのCEOに就任し、世界中で既に1億5000万人以上が使用する、デスクトップおよびモバイルの生産性アプリで構成される成長著しいポートフォリオを統括することになる。
Libin氏は20日付けのブログで、Evernoteはその可能性を「実現」する必要があると述べた。Libin氏は以前、10億人を超えるユーザーを獲得することを目標として挙げていた。
「自分の夢が他人にとって非常に価値あるものになるのを目にし、業界を形作る上で実質的な役割を果たし、自分を取り巻く世界で方向性をある程度変化させるという機会を得るチームは非常に少ない」とLibin氏は記した。「われわれはそれを成し遂げた。しかしまだ、変化を与えるための仕事がかなり残っている」(Libin氏)
会長として同社に残るLibin氏は、今後もこの目標の下で「素晴らしい製品を作り」続けると付け加えた。
Libin氏は2014年秋の年次開発者サミットで、ユーザーの圧倒的多数が、仕事にEvernoteを使用していると述べていた。
Evernoteはオンラインストア「Evernote Market」を通して、物理的な商品の提供にも関心(と価値)があることを示している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス