logo

[ブックレビュー]ネットのあれこれをわかりやすく--「鈴木さんにも分かるネットの未来」

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
岩波書店
詳細:新書 / 336ページ / 岩波書店 / 価格:972円 / 著者:川上量生 / 発売日:2015/06/20 / 外形寸法 (H×W×D):17.2cm×10.8cm×1.8cm / 重量:0.3 kg
内容:一度は聞いたことがあるネット用語や現象を、鋭い分析と洞察を加え、きちんと理解できるように説明する。最後まで話を聞いてもらうのは大変なこと、とされるスタジオジブリの鈴木敏夫氏に聞いてもらえるほど、面白く、わかりやすくネットの世界を伝える1冊。
Amazon.co.jpアソシエイト

 タイトルにある「鈴木さん」とは、スタジオジブリの鈴木敏夫氏のことなのだという。鈴木氏に最後まで話を聞いてもらうのは、大変なことだそうで、本書では、著者の川上(量生)氏が、その鈴木氏に最後まで聞いてもらえるほど面白く、かつ分かりやすい説明を心がけて、ネットについて語っている。

 ネットと一口に言っても、何を指すか分かりにくいが、本書は「ネット住民」という、ネットに住む人のことから取りあげているのが面白い。また、ネットには国境があるのかないのか、ビットコインと呼ばれる仮想通貨が盛り上がっているようだが、実際のところはどうなのかなど、ネットを日々利用している人なら、一度は聞いたことがある用語や現象について、正面から説明に取り組んでいる。

 表面的な説明に終始するのではなく、ソレが何を意味するのか、今後どうなっていくのか、鋭い分析と洞察があるので、なんとなく分かったつもりになっていたことを、きちんと理解できるようになっている。

 今後は、別世界だと思われていた現実世界とネット世界が、分けて考えてはいられない状態になっていくと、筆者は予測している。このことは、今後のビジネスにも影響を及ぼす話であり、見過ごせない話だ。

-PR-企画特集