東京電力は6月30日、7月よりサービスエリア全域のスマートメーターが設置された契約者に対して、新たに電力使用量の可視化や契約アンペア変更の簡素化につながるサービスを順次提供すると発表した。スマートメーターで計測した30分ごとの電気の使用量データ1日分(0時~24時)を、翌日夕方に同社が提供している無料会員サイト「でんき家計簿」で確認できるようになるという。
契約アンペア変更の簡素化は、契約アンペア変更の際、遠隔でスマートメーターのアンペアを設定することにより、契約者の立ち会いや同社サービスブレーカー取替時の停電などの負担を軽減。多摩支店サービスエリアにおいては、2月からスマートメーターシステムを活用した一部サービスを提供している。
スマートメーターは、同社サービスエリア全域で約220万台(6月20日時点)が設置されており、2016年度までに約1000万台、2020年度までにすべての契約者への設置完了(約2700万台)を目指すという。
また、社内組織として「スマートメーターオペレーションセンター」を7月1日付で設置し、スマートメーターシステムに関するセキュリティ・運用・保守を効率的かつ一元的に管理していくという。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス