沖電気工業(OKI)は6月30日、全日本空輸(ANA)に国内初の自動手荷物預け機を納入したと発表した。搭乗者自身が操作して手荷物を預けられる装置で、オランダのBagDrop systems BV社製。本体サイズは、幅約130cm×高さ約130cm×奥行き約240cm。
ANAは7月より羽田空港国内線第2旅客ターミナルにて5台から運用を開始し、2015年度末までに同ターミナルに計39台を導入する予定。これにより、係員を介すことなくスムーズに手荷物を預けられるほか、自動手荷物預け機によるカウンターを増やすことで、手荷物受託の処理能力を向上させ、搭乗者の待ち時間を短縮できるとしている。
自動手荷物預け機の利用方法は、以下の通り。
ANAは空港で利用される機器など、これまでの納入実績とシステム構築力を評価して、OKIを同プロジェクトのシステムインテグレータに決めたとしている。導入にあたりOKIは、プロジェクト推進、仕様調整、進捗管理、技術支援、日本国内の法規適合支援などを実施した。OKIでは今後、他の日本国内の航空会社や空港ビル運営事業者への導入を目指すとしている。
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