3DS「大逆転裁判」完成発表会--ホームズつながりの「HOME‘S」コラボやテレビCM展開も

 カプコンは6月29日、ニンテンドー3DS用ソフトとして7月9日に発売予定の「大逆転裁判 -成歩堂龍ノ介の冒險-」の完成発表会を開催。ダウンロードコンテンツ(DLC)やコラボレーションなど今後の展開、さらにカンニング竹山隆範さんとアンタッチャブルの山崎弘也さんを起用したテレビCMを発表した。

 本作は同社が展開している法廷バトルゲーム「逆転」シリーズの新プロジェクトとして制作された最新作。法の黎明(れいめい)期となる19世紀末を舞台に、逆転裁判シリーズの主人公である成歩堂龍一の先祖にあたる、成歩堂龍ノ介の活躍を描いた物語が展開される。陪審員が登場する陪審バトルや、名探偵として知られるシャーロック・ホームズも登場し、共同推理も楽しめるといった特徴がある。

 逆転シリーズの生みの親であり、本作でディレクターを務める巧舟(たくみしゅう)氏は「最初の『逆転裁判』を作り始めたのは15年ほど前で、ミステリーゲームを作るのが夢だった。それがかなったとき、いつかシャーロックホームズが登場する作品を作りたいと思っていた。15年たってもう一つの夢がかなって幸せ」、プロデューサーを務める小嶋慎太郎氏は「弁護士と名探偵が関わることで生まれる化学反応によって、とても面白い物語になった。時代感にはとてもこだわっているうえ、ドラマティックな展開が売りになっているので、楽しんでほしい」とそれぞれに語った。

 発売に先立ち、テレビCMも7月1日より放送される。前述のようにカンニング竹山隆範さんとアンタッチャブルの山崎弘也さんを起用し、成歩堂龍ノ介に扮した竹山さんとシャーロック・ホームズに扮した山崎さんが登場する内容となっている。

 完成発表会では竹山さんと山崎さんがCMのときと同じ衣装で登場。テレビでの共演は多いものの、2人がそろってCMに出演するのは今回が初めてとのこと。とはいえ、収録エピソードの話になると息の合ったトークを展開し、さらにゲームをプレイしている竹山さんは「陪審員が登場したことで、裁判に面白みがある。誰でも夢中になれる」、山崎さんは「お値段設定は異議なし!」とアピール。終始、会場を笑いに包み込んでいた。

 テレビCM以外にも撮影現場のメイキング映像や、2人が実際にゲームをプレイしながら注目ポイントである共同推理と陪審バトルを紹介する早わかり動画などの映像コンテンツを公式サイトで掲載している。

 DLCは「ランドストマガジン」と題し、7月16日の第1号から毎週木曜日に全8号まで配信予定。価格は毎号税込で300円。全8号まとめて購入できるセットは税込2000円となっている。収録コンテンツは巧氏による書き下ろしの短編エピソードや開発コメント付きの設定画、ゲーム内のBGMや完成直前バージョンの楽曲、キャラクターのボイスやゲームには収録されなかったボツセリフ、秘蔵映像やメイキング映像など、本作の世界をより深く楽しめるコンテンツが用意されている。

 また第0号となる特別号も7月9日から19日までの期間限定で無料配信。この特別号は後日配信の予定はないという。

 コラボレーションでは博物館明治村とリアル脱出ゲームのSCRAPによる謎解きイベントを開催するほか、変わったところでは“ホームズ”つながりから、不動産・住宅情報サイトの「HOME‘S」とコラボ。7月16日からユーザー参加型のキャンペーンを実施する。詳細は触れられなかったが小嶋氏によれば「勝者には賞金100万円が贈られる」という。ほかにもカラオケパセラでのコラボメニューの提供や、アパレル、アクセサリーなど幅広く展開する。

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