Nota Inc.は6月26日、同社が運営するスクリーンショット共有サービス「Gyazo.com」において、検索機能「IvySearch(アイ・ビー・サーチ)」のベータ版を発表した。6月29日以降に有料ユーザー(Ninjaユーザー)向けに公開し、その後一般ユーザーにも公開する予定。Gyazo.comは、6月に月間アクティブユーザーが1000万人を超えており、北米、欧州を中心とする海外で利用者数が増加しているという。
IvySearchは、現在注目している画像に近い画像を連想的にたどっていくことによって、 画像やデータを探したり眺めたりできる機能。画像の類似度は、Gyazo画像のコメントや取り込み元のウェブサイトのタイトル、URL、作成時刻などから自然言語処理を活用して計算される。同機能を利用することで、ユーザーはこれまでと同様に画面をキャプチャするだけでアプリが自動的にメタデータを収集するようになる。
また、アプリタイトル、URL、ウェブサイトのタイトル、キャプチャの日付などをメタデータとして収集することで、それらが類似しているものを自動的にグルーピングし、手間をかけることなく画像の整理が可能になるとしている。具体的には、Gyazo.com上でウェブサイトをキャプチャ(例えば、イベント告知)すると、その瞬間に文書のタイトルやURL、アプリ名が自動で収集され、画像に関係付けられるという。また、その際に自由にコメントが入力できる。
すると、以下のような方法で画像と文書が見つけられる。
また、時間の経過によってキャプチャ内容やコメントを忘れてしまったとしても、以下のような手順で見つけることができるという。
このように、データを直接検索できなくても「連想的に」関連情報をたどることができれば 目的のデータを見つけ出すことが可能になる。データそのものに関連付けたコメントを忘れてしまっていても、そのデータに近いものを思い出せれば、IvySearchを使って検索できるという。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果