ウェザーニューズは6月23日、仏国の家電メーカーNetatmo(ネタトモ)と気象データ分野で提携すると発表した。
Netatmoは、2011年に気温、気圧などが観測できる個人向けウェザーステーションを開発。日本でも2013年秋から展開している。屋外用と室内用の2つのモジュールから構成されており、現代の「百葉箱」とも言える製品だ。頑丈なアルミニウムでできたクールなデザインや、世界中の気温、湿度、気圧の観測データを無料で公開する「Weathermap」が注目されている。
主に個人の自宅の屋内外に設置され、インターネットに接続することにより、気温、気圧、湿度、屋内の空気の質、二酸化炭素量、雨量、風速が計測できる。
今回の提携により、世界175カ国に設置された観測器Netatmoの気象情報がウェザーニューズの予報センターに届くことになる。
ウェザーニューズは、スマホアプリ「Weathermob」や「Sunnycomb」のユーザーから寄せられる世界の空の写真に加え、Netatmoのソーシャル観測網を解析し、予報に取り入れることで、世界の気象予報の精度向上に努めていく。これまで観測データが取得できなかった地域からも情報が届くことで、日本においても実況解析・予報精度の向上が期待できるという。
なお、今後Netatmoを所有するユーザーは、スマホアプリ「ウェザーニュースタッチ」から設置場所の観測データが見られるようになるとしている。
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