Twitterは2015年、大幅刷新を計画している。同ソーシャルネットワークは、「Project Lightning」という新機能をリリースする計画を明かした。Lightningは、話題になっているイベントに関する写真や動画をTwitterサイトの中心に配置する機能である。
NBAファイナルやグラミー賞授賞式、ネパールの大地震といったトレンドになっているイベントを、一連の写真、動画、その他のツイートを掲載することによって、目立つように取り上げようというのがその概念だ。モバイル上では、画像がスマートフォン画面全体を覆うサイズで表示される。Buzzfeedの米国時間6月18日付けの記事によると、Twitterはこの刷新に伴い、写真や動画やツイートに移動するための新しいボタンをホーム列に追加する予定だという。
Twitterの広報担当者は、Project Lightningに取り組んでいることを認めたが、同社は現時点ではそれ以上の詳細を発表しないと述べた。
マイクロブログサイトTwitterは、経営陣刷新の只中にある。最高経営責任者(CEO)を務めるDick Costolo氏がまもなく退任し、会長で共同創設者のJack Dorsey氏が暫定CEOとして同氏の後を引き継ぐ予定だ。Twitterは2013年の上場以来、ウォール街の期待に応えられずにいる。同社は新製品を構築してさらなるユーザーを引き込むことができていないと、アナリストらは述べている。
Buzzfeedによると、Project Lightningの目的は、Twitterを見るユーザーを増やすことにあるという。Lightningは、モバイル版とデスクトップ版のTwitter.comに搭載されるほか、他のウェブサイト上にも埋め込まれるため、Twitterユーザーでなくても写真、動画、ツイートを見ることができる。Twitterは、このような他の手段によって新規ユーザーを獲得したいと考えている。
Buzzfeedによると、Twitterは2015年1月からProject Lightningに取り組んでいるが、まだ数カ月間はこれがリリースされることはない見通しだという。
18日には、Twitterが「同社サービスの利用方法をより詳しく説明するためのマーケティングキャンペーンに取り組んでいる」とするBloombergの報道もあった。Twitterにコメントを求めたが、直ちに得られなかった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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