UPDATE Twitterの最高経営責任者(CEO)を務めるDick Costolo氏が、米国時間7月1日付で同職を辞任する。
Twitterは6月11日、同社共同創設者のJack Dorsey氏がCostolo氏を引き継ぎ、暫定CEOに就任する予定であることを発表した。Dorsey氏の暫定CEO就任は、同社が正式なCEOを決定するまでの措置となる。Costolo氏はTwitterの取締役に残留し、Dorsey氏は自身が創設したモバイル決済企業SquareのCEOとしての職を継続する。
Costolo氏は「Twitterチーム、そして、私がTwitterに在籍した6年間で同チームが協力して成し遂げたことすべてを非常に誇りに思っている」と声明で述べた。「私たちには、うまく協業できるリーダーたちがおり、われわれの目標や優先順位を伝える明確な戦略がある。この移行期にTwitterを率いるにあたりJack Dorsey以外に最適な人物はいない」(Costolo氏)
Costolo氏の退任により、マイクロブログサービスを提供するソーシャルメディア大手Twitterは、これまで以上に混乱した状態に陥る可能性がある。同社が持続可能な成長と売上高を示せずにいることから、投資家らは、同氏の辞任を求めていた。Twitterの主要出資者であるChris Sacca氏は先週、同社について、改善してきているが、今までのところ「自社のストーリーを語れていない」と8500語にも及ぶブログ投稿で述べていた。
第1四半期に月間アクティブユーザーは2億8800万人から3億200万人にまで大幅に増加したが、Twitterの売上高は4億3600万ドルで、アナリスト予測の4億5700万ドルに届かなかった。同社は現在、売上高予測を4億7000万〜4億8500万ドルとしている。
期待を下回る第1四半期業績を受けて25%も下落していたTwitter株価は、Costolo氏退任の発表後、7%上昇した。
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