世界50カ国で、会員数約6200万人を誇る世界最大の映像配信ネットワークであるNetflixとフジテレビによる合同記者会見が、お台場のフジテレビ本社で開催された。
フジテレビはNetflixと共同でオリジナルコンテンツの制作を合意を発表。2015年秋を予定しているNetflixの日本におけるサービス開始と同時にコンテンツを配信する。
フジテレビが制作するのは、一大ムーブメントを起こし、劇場版も公開された「テラスハウス」の新作となる「TERRACE HOUSE NEW SEASON COMING(仮)」とオリジナル連続ドラマの「アンダーウェア」(英題:Atelier)の2作品だ。いずれも放送に先駆けNetflixで配信される。
テラスハウスは、2012年10月より2年間フジテレビ系列で放映され、シェアハウスで同居する男女6人の生活を記録したリアリティショー。台本がなく、実在する若者のリアルな日常に、多くの若者に支持を得た。
「テラスハウスは多くの若者に支持されている。YouTubeでは2億再生を記録し、インターネットでも観たいと言う意欲は高い」とフジテレビジョン常務取締役の大多亮氏は話す。新シーズンに向け、6月17日からメンバーを募集。公式サイトで受け付けており、全世界を対象にしている。
アンダーウェアは、下着業界で働く女性を描いたサクセスストーリー。制作費はフジテレビの地上波ドラマと同等を予定している。
今回のコンテンツ提携は、Netflixがオリジナル番組制作をフジテレビにオファーしたのがきっかけ。
Netflix代表取締役社長のグレッグ・ピーターズ氏は「Netflixはコンテンツ愛が強く、ターゲットは若い層。フジテレビは素晴らしいコンテンツクリエーターであると同時に、未来に向けて革新的なことに挑戦していこうとする姿勢に共感した」とがフジテレビに声をかけた理由を述べた。
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