模倣が最大の賞賛だとすれば、NetflixとHBOは今はとてつもなく褒められていると考えるべきだろう。中国のオンライン小売大手Alibabaが現地時間6月14日、NetflixやHBOと極めてよく似た動画のストリーミングサービスを提供する計画を発表した。
Alibabaのデジタルエンターテインメントグループ担当プレジデントを務めるPatrick Liu氏は上海で開催されたセミナーで、「われわれの目標は、米国のHBOやNetflixのようになることだ」と述べた。
「TMall Box Office(TBO)」という名称の同サービスは、高品質のオンデマンドビデオコンテンツを提供するもので、Alibabaの豊富な商品を多角化するものだ。顧客はこれらのコンテンツを主に有料で視聴することになる。今回の動きは、Alibabaの42億ドルの売上高をいっそう増大させるものになることは間違いない。同社の売上高は、Netflixの売上高15億7000万ドルをはるかに上回っている。
デジタルコンテンツは、Alibabaが抱える大きな矢筒の中から取り出したもう1本の矢にすぎない。電子商取引の有力企業である同社は、既に音楽やゲーム専門のポータルを運営するほか、映画製作会社Chinavisionの株式の過半数を所有している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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