台湾のSynologyは6月12日、ハイエンドユーザーおよび中小企業向けの2ベイNASサーバ「DiskStation DS715/DS215+」など4製品を発表した。
DS215+は1.4GHzデュアルコアプロセッサと1GバイトRAM、DS715は1.4GHzクワッドコアプロセッサと2GバイトRAMを搭載した2ベイNASサーバだ。LANケーブルを2本束ねて転送する「Link Aggregation」を有効にした状態での読み取り速度は、DS215+が209MB/秒、DS715が216MB/秒。書き込み速度については、DS215+が139MB/秒以上、DS715が142MB/秒以上と、優れた性能を発揮する。
また、DS715は「Synology High Availability」に対応しているため、ネットワークが突然切断してもサービスを続行できる十分な冗長性も特徴となっている。市場想定価格はDS215+が5万5000円前後(税込)、DS715が6万4000円前後(税込)で、出荷は6月中旬になる見込みだ。
そのほか、高信頼かつ高可用性を実現するエンタープライズ向けサーバソリューション「RC18015xs+/RXD1215sas」も発表した。こちらは、コンピューティングサーバである2台のRS18015xs+と、ストレージユニットとして最低1台のRXD1215sasを組み合わせて使用するもの。アクティブ/受動サーバ構造により、1台が突然故障した場合でも、もう1台が自動的にサービスを引き継いでくれる。
12台のHDDを搭載できるRXD1215sasが最大15台まで増設可能なため、合計でドライブ数は最大180台(最大容量1PB以上)に達する。市場想定価格はRS18015xs+が70万円前後(税込)、RXD1215sasが70万円前後(税込)で、出荷は6月中旬になる予定だ。
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