NASを手がける台湾のSynologyは11月25日、家庭向けNASサーバ「DiskStation DS215j」を発表した。価格は税込みで2万6800円。ハードドライブは別途自身で用意する必要がある。Amazon.co.jpなどのオンラインショップや量販店、秋葉原のOliospecやArkで販売する。
DiskStation DS215jは新たにデュアルコアCPUを搭載し、前モデルと比較してパフォーマンスが20%向上したという。ユーザーインターフェースは、USB 3.0×1、USB 2.0×1ポートを搭載。エネルギー効率に配慮し、システムを常時冷却するファンとノイズを消去するメカニズムにより静音性も優れるとしている。
DiskStationはプライベートクラウドとして活用できるほか、バックアップデバイス、DLNAミュージックおよびビデオライブラリ、オンラインフォトアルバムとしても役立つ。
Synology NAS製品用に設計された、ウェブベースにしたOS「Synology DiskStation Manager(DSM)」により、簡単にDiskStation内のデータを参照したり、管理したりできるのも特長の一つだ。
PCからはもちろん、アプリを利用してiOSやAndroidなどのモバイル機器からも接続できる。iOS、Android、Windows Phone向けに「DS photo+」「DS audio」「DS video」が用意されており、外出先から自宅にある DS215jに保管されたフォトアルバムや音楽、ビデオコレクションにアクセスが可能になる。
また、モバイルで撮影した画像などをDiskStationに同期し、PC、モバイル デバイスの間でファイルを共有することも可能だ。さらにCloud Syncを経由して、Dropbox、Google Drive、Microsoft OneDrive、Baidu、Box、hubiCといったクラウトサービスと自宅にある個人のDiskStationを同期することもできる。
SynologyのセールスマネージャーのWillie He氏は「なぜNASが必要なのか。PCやモバイル機器、オンラインストレージなど、コンテンツがいろいろなところに散乱してしまっている。いくつものデバイスを使いこなさないといけない。それを1箇所にまとめましょう、というのがこのソリューション」と説明した。
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