オンライン英会話サービス「ベストティーチャー」を運営するベストティーチャーは6月15日、ベネッセコーポレーションと提携し、英語4技能検定試験「GTEC CBT」対策コースの提供を開始したことを発表した。料金は月額1万6200円。
GTEC CBTは、大学入試として活用されている英語4技能(リーディング、リスニング、ライティング、スピーキング)検定。年間約70万人が受検する「GTEC for STUDENTS」をベースに、日本の高校生の英語力に適した難易度の試験として開発された。
運営団体であるベネッセコーポレーションは、1998年よりGTEC for STUDENTSを提供してきたが、時代背景の変化に伴う高校卒業後の進路選択機会の拡大や「大学の一般入試でも、高い英語力を測定したい」という大学からの要望を受け、GTEC CBTを開発したという。
新たに提供する対策コースは、GTEC CBTのライティングとスピーキングに特化した学習プログラムで、ベストティーチャーのウェブサイトとSkypeを活用して、世界中の講師陣から24時間いつでもレッスンを受けられる。同コースでは、「GTEC CBT 公式問題集」に収録されている2回分の模擬試験を使用しているという。
ベストティーチャー代表取締役社長の宮地俊充氏は、「これまでの暗記偏重の英語学習と異なり、大学入試で4技能が問われるとなると、受験生はライティング、スピーキングというアウトプットの訓練をしなければいけないが、学校の集団授業では教えることが難しい上に、フィードバックが常に必要なので独学での対策も難しい。さらに、マンツーマンで英会話の家庭教師をつけると、かなりの高額になってしまう」と指摘。
そのため、安価でライティングとスピーキングができるベストティーチャーとGTEC CBTは相性が良いと見ている。なお、宮地氏によると「他のフィリピン系スカイプ英会話で満足していなかったユーザーがほぼベストティーチャーにきており、ユーザーがこの半年で急激に伸びている」という。
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