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「OS X El Capitan」の注目すべき新機能--iOS技術採用で向上するパフォーマンスと体験

Dan Ackerman (CNET News) 翻訳校正: 川村インターナショナル2015年06月12日 07時30分
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 Appleのデスクトップおよびノートブック向けOSである「OS X」は、2014年にリリースされた「OS X Yosemite 10.10」で大幅に刷新され、新しいデザイン要素や機能が多数追加された。WWDC 2015では、バージョン10.11へのアップデートが発表された。変更の規模は2014年に比べると小さいが、それでも注目すべきアップグレードはいくつかある。なかでも、「iOS」風のジェスチャー機能が「Mac」ネイティブアプリに追加されたことは特筆に値する。

 OS X 10.10でYosemiteという地名が採用されたことを受けて、「OS X 10.11」には「El Capitan」(ヨセミテ国立公園にある岩壁)という開発コード名が付けられた。AppleのCraig Federighi氏の説明によると、El Capitanは体験とパフォーマンスに重きを置いているという。

 新しいジェスチャーは生産性の向上に役立つ。「Mail」では、iOSのメールアプリと同じように、2本指のジェスチャーを使って、電子メールの保存や削除を簡単に実行することができる。「Safari」では、開いているタブを同ブラウザのトップバーの横に「固定」して、そのタブにすばやく戻ることができる。さらに印象的なのは、音声をブラウザタブからミュートできるようになったことだ。これで、自動再生される音楽や動画に悩まされることが減るだろう。

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 「Spotlight」検索もアップデートされ、より自然な言葉を理解できるようになった。例えば、特定のキーワードに関連する文書や、特定の差出人から届いた未読電子メールの検索が可能だ。また、Spotlightで天気の情報も提供されるようになる。

 複数のアプリやウィンドウを開いての作業も以前より簡単になった。開いているアプリの緑色のボタンを長押しクリックすると、そのアプリが画面の右半分か左半分に表示され、残りの半分に他のウィンドウがすべて表示される(「Exposé」モードでも有効)。これは驚くほど「Windows」的な機能と言える。同様の機能が「Windows 8」の主要機能の1つだったからだ。

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 Appleは、El Capitan OSでパフォーマンスも向上するとしている。アプリの起動、アプリの切り替え、ファイルプレビューの起動はすべて、1.2~4倍高速化するという。

 元々はiOS向けだったAppleのプログラミング言語「Metal」がOS Xでも採用された。これによって、グラフィックスのレンダリング速度が向上する可能性があり、Adobeなどの企業は、高性能なGPUを利用する新しいユーザーインターフェースツールを開発できるようになるだろう。依然活気のないOS X向けゲーム開発が活性化するかもしれない。

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 OS X 10.11 El Capitanは既に開発者のテスト用にダウンロード提供されている。パブリックベータ版は7月に、正式版は秋にリリースされる予定だ。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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