ところで、ロボットといえば、ソニーの「AIBO」や本田技研工業(ホンダ)の「ASIMO」を思い出す人もいるだろう。彼らは今どうしているのだろうか。
初代AIBOの「ERS-110」は、当時25万円という価格設定にも関わらず、日本での販売分3000台が20分で完売するほどの人気ぶりだった。
しかし、その後は勢いが衰えてしまい、採算性が考慮された結果、ついに2006年に製造が終了し、2014年の3月には修理受付も終了してしまった。販売を開始した1999年以来、あわせて15万台以上を販売したという。
ASIMOは、二足歩行原理の研究をするためのロボットが元になっている。
旧型では、なめらかな歩行をしている姿が特徴的だったが、2011年型では時速9km/h(人間がジョギングをしている時の速さと同程度)で走ったり、片足ジャンプまでもが可能になっており、着実に進化を遂げている。
また、周囲の人の動きに合わせて自ら行動する判断能力を備えたことによって、「自律する機械」へと進化した。ASIMOの研究過程で培った技術は、さまざまな移動機器や、人間の運動を補助する機器の開発に活かされている。
ASIMOは、「Hondaウェルカムプラザ青山」で毎日ショーを開催している。また、公式サイトから出演イベントを確認することが可能だ。
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