IVY LINKの「IVY RING」はカップル用のウェアラブルリングだ。通話やメールの着信でリングのジュエルが輝き、振動するのに加え、このリングをつけた相手にのみ、専用アプリを利用してメッセージを送信できる。日本でもカップル限定アプリが人気となっており、需要はあるかもしれない。なお、充電は専用の台で行う。
時計やリストバンド、リングなど、多くのウェアラブル製品がバッテリ問題を抱えているが、このNFCリングはバッテリを搭載しない、NFCチップを組み込んだ指輪だ。NFCタグを指輪にしたものと言っていいだろう。NFCタグを指輪にすることによって、日常での携帯がより簡単になる。例えばSuicaのようなおサイフ機能に加え、スマートフォンのロック解除、さらには自宅のドアの鍵としての利用など、さまざまなシーンで活用できる可能性を秘めている。なお、KEYDEX NFC Ringはセラミック性で、耐衝撃性や防水性に優れているとのことだ。
BangBangameのモバイルデバイス用温度計は、さまざまな温度が測れるユニークな製品だ。iPhone(iOS8以降)およびAndroid(5.1以降)のスマートフォンとアプリを介して同期する体温計で、スマートフォンとの接続はイヤホンジャックを利用する。測定対象は、固体、気体、液体、体温と、多くのものに対応する。測定温度範囲はマイナス20度から80度まで。なお、アプリは日本語にも対応している。
他にも台湾や中国本土のメーカーを中心にAndroid Wearを搭載したスマートウォッチやGPS搭載のリストバンドなどが数多く出品されていた。ただ、個性的なもの、独創的なもの、需要が見込めそうなのといえば、限られていたという印象だ。特にスマートウォッチに限って言えば、Apple Watchのコピー的なデザインのものが数多く登場していた。しかし、デバイスの生産拠点の多くがアジアであることを考えると、今後も多くのウェアラブル器機、スマート器機が生まれるのは間違いないだろう。引き続き、アジアメーカーの動向に注目したい。
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