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CCCが家電量販店を作った理由--“ライフスタイル”にこだわる蔦屋家電の全容 - (page 3)

加納恵 (編集部)2015年06月08日 08時00分
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目指したのはネット時代でも成り立つ家電店“

--アート&テクノロジーのコンセプト通り、大変美しい店内ですが、購買意欲に結びつきづらいということはないのでしょうか。

 何が購買意欲かという問題だと思います。今までの家電販売はまず価格があり、その次に性能、最後にデザインや質感というのが重要度だったように思います。それは確かに買いやすいですよね。しかし蔦屋家電では、実際に家においてある状態がどうなのか、それをイメージしてもらいたくて、店全体を家として捉えています。

 店内も書斎、リビング、子供部屋、キッチンと自宅の部屋を回る感じの作りにしました。床の上に冷蔵庫が置いてあるとどう見えるのか、大きく感じる4Kテレビも実際のリビングに設置するとどう見えるのか、お客様の自宅よりも居心地が良いと思って頂ける空間を想定しながら作りました。ですから店的なものをできるだけなくそうとした結果がこの店内になります。


ソファやライトなどでリビングをイメージしたテレビ売り場

--今までの家電量販店とは全く違った店舗作りですね。

 私たちは家電量販店をやろうとしているわけではありません。量販店のプロの方々には敵いませんから、対抗しようという思いもありません。ただネットショッピングがこれだけ台頭している中で、実際に訪れたくなるような店舗を目指しています。ネット時代でも成り立つ家電店をちゃんとやっていかないとだめなんだと思います。

 蔦屋家電では書籍も扱っていますが、書籍と家電はネットショッピングで最も購入されているジャンルでもあります。ネットのほうが品ぞろえも良いですし、価格でも敵いません。ではどういう人をターゲットにしているかというと、漠然と何かを探している人なんですね。何か出会いを見つけたり、こんな生活があるんだと、ここに来て気づいてほしいです。そういう憧れや共感を抱ける場所になりたいです。

--今後の展開を教えて下さい。

 まだまだお店づくりはお客様への提案も十分ではないのですが、これらの家電をどう使うのか、どんな働き方ができるのか、といったところまで展開していきたいと思っています。店内の2階にはイベントスペースを設けていますが、そこを使ってイベントなども積極的に開催していく予定です。調理家電コーナーでも、体験できるような場所を設けていますので、ぜひ使って見てほしいです。

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