日立マクセルは5月19日、産業用マルチコプター向けのリチウムイオン電池パックを開発したと発表した。エンルートとの共同開発によるもので、マルチコプター市場に参入する。
エンルートは、産業マルチコプターの開発、販売を手がける国内メーカー。日立マクセルとは、マルチコプター向けリチウムイオン電池パックと充電器の開発、生産、販売において、戦略的協力関係を結ぶことで合意しているという。
リチウムイオン電池パックは、ラミネート形リチウムイオン電池をベースに、安全保護回路の搭載や充電時の安全重視設計などの設計技術を投入し、開発したもの。あわせて小型、軽量で携帯性に優れた専用の充電器も開発しているという。
電池容量は1万4000mAhで、電動工具用、EVレース用途向けの「ハイパワー技術」を採用。熱収縮性に優れた「耐熱セパレーター」を用いているという。
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