ソフトバンクモバイルは5月19日、2015年夏モデルとなる新製品を発表した。スマートフォン4機種に加え、アクセサリ2機種がラインアップする。なおすでにNTTドコモは全12機種、KDDIは全10機種を発表済みだ。
スマートフォンは、シャープ製「AQUOS CRYSTAL Xx」と「AQUOS CRYSTAL 2」、ソニーモバイルコミュニケーションズ製「Xperia Z4」、サムスン製「Galaxy S6 edge」の4機種となる。いずれもVoLTEに対応する。
AQUOS CRYSTAL Xxは2014年夏モデルとして登場した「AQUOS CRYSTAL X」の後継モデルだ。5.7インチFHD×S-PureLEDディスプレイを搭載し、AQUOS史上最大サイズの大画面とこだわりの高画質、省エネの両立を追求した。最新のオクタコアCPUを搭載するほか、「リコーGR」開発メンバーによる画質改善認証プログラム「GR certified」を取得した高性能レンズを搭載。肉眼では捉えられない瞬間が楽しめるスーパースロー映像を撮影可能だ。また、音声アシスタント機能「emopa(エモパー)」は2.0になり、一方通行のコミュニケーションから、対話できるようになるなど進化している。カラーは、ホワイト、レッド、アンバーブラックの3色。6月下旬以降に発売する。
AQUOS CRYSTAL 2は2014年冬モデルとして登場したフレームレスデザインを特長とする「AQUOS CRYSTAL」(シャープ製)の後継モデルだ。5.2インチの液晶を搭載し、高い色再現性を実現するS-PureLEDを搭載している。
初代モデルは子会社の米Sprintと共同開発したもので、防水やワンセグ、おサイフケータイに対応していなかったが、今回は“日本仕様”を追加。emopaやスマートフォンを「持つ」だけでセンサが反応して画面表示をONにする「グリップマジック」などシャープ独自の機能を追加している。なお、AQUOS CRYSTAL 2は国内でのみ展開するという。カラーはブラック、ホワイト、ターコイズ、ピンクの4色。7月中旬以降に発売する。
Xperia Z4は、ガラスとアルミフレームによるプレミアム感のあるデザインと、コーナー樹脂パーツによる丈夫さを兼ね備えたモデルだ。SIMスロットとmicro SDカードスロットを1つにするなどし、端子カバー類を1カ所に集約してより美しいデザインに進化した。2070万画素のカメラと、広角で510万画素のインカメラを搭載。厚さ6.9mm、重さ144gと薄型軽量を特長とする。
KDDIやNTTドコモも同様のモデルをリリースしているが、背面に各社のロゴが入っている。ソフトバンクモバイル版には背面にキャリアロゴはなく、ソニーのロゴのみ。ホーム画面にはキャリア独自のアプリをメール以外入れず、ソニー本来のホーム画面仕様になっている。ただし、2ページ目、3ページ目以降にはYahoo!などのアプリが入っているが「少なめに抑えた」としている。本体カラーはブラック、ホワイト、コッパー、アクアグリーンの4色。6月中旬以降に発売する。
2014年に投入された7インチタブレット「Galaxy Tab 4」以来、ソフトバンクモバイルからスマートフォンのリリースが注目されていたが、いよいよソフトバンクからも「Galaxy S6 edge」が登場する。両サイドが湾曲した狭額縁の「デュアルエッジスクリーン」や、ガラスとメタルが融合した高級感のあるデザインが特徴だ。カメラにはF値1.9のレンズとHDR機能を搭載しており、シーンに応じて最適な明るさに調整できる。高性能で省電力なオクタコアCPU(8コア)も搭載した。ROMは32Gバイトと64Gバイトを用意。さらに本体カラーも最多となるブラックサファイア、ホワイトパール、ゴールドプラチナ、グリーンエメラルドの4色をラインアップする。
なお、発売は最も早く、5月20日から予約受け付けを開始し29日に発売する。また、この機種から総務省の「SIMロック解除に関するガイドライン」改正に伴うSIMロック解除をスタートする。
このほかテレビが見られるフォトフレーム「PhotoVision TV2」(セイコーソリューションズ製)、Androidを搭載し、LTE対応のモバイルプロジェクタ「モバイルシアター」(ZTE製)も発表された。
PhotoVision TV2はスマートフォンとの連携を強化。フォトビジョンで録画した番組を、Wi-Fi経由で自分のスマートフォンに転送し保存しておくことで、外出先でも録画した番組を視聴できるようになった。宅内遠隔視聴にも対応し、宅内でスマートフォンやiPadでリアルタイムに番組や録画番組を視聴できる。録画持ち出し、宅内遠隔視聴を可能にするアプリ(iPhone/Android)を無料で提供している。なお、従来通り防水やバッテリを搭載し、お風呂でも見られる。9月上旬に発売予定だ。
モバイルシアターは、最大120インチの大きさで投影できるモバイルプロジェクタだ。Android4.4.4を搭載しており、動画コンテンツをはじめとしたさまざまなアプリを楽しめる。また、4G/4G LTE対応のため、端末単体で通信が行え、モバイルルータとしても機能する。最大10台まで接続できる。さらに、6300mAhのモバイルバッテリとしても利用可能だ。
プロジェクタとしては200ルーメンの明るさを持ち、明るい映像の投影が可能になる。Androidスマートフォンなら、Miracast接続によりスマートフォンの画面を投影したり、HDMIケーブルを通じて有線接続して投影したりできる。個人向けには動画や写真の閲覧、大画面でのゲームアプリの利用を想定。ビジネス向けには、プレゼンや店頭ディスプレイとして活用することを想定している。9月以降に発売予定だ。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」