宇宙航空研究開発機構(JAXA)は5月18日、陸域観測技術衛星「だいち」(ALOS)による観測画像を用いて整備した、標高データセットの無償公開を開始した。
本データは、全世界の陸地の起伏を水平方向30mの細かさで表現できる標高データセット。全世界規模で整備される標高データセットとして現時点で世界最高精度を持つ「全世界デジタル3D地形データ」(5mメッシュ版)をベースとして作成しており、30mメッシュ版としての高さと精度は世界最高水準だという。
日本を含む東アジア、東南アジア域から公開を開始し、順次、全世界の陸地(緯度82度以内)に拡大する予定。科学研究分野や教育、地理空間情報を活用した民間サービスなどでの利用が期待されるという。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」