NHKは、5月28~31日に開催する「第69回技研公開」で8Kスーパーハイビジョンによる衛星放送実験を世界で初めて公開する。
8K映像は、水平7680画素×垂直4320画素の約3300万画素と、現在放送されている、フルハイビジョン映像(約200万画素)の13倍以上の解像度だ。
公開される実験は、2016年の8K試験放送を想定し、渋谷のNHK放送センターから送信した8Kのデータを現行のBS放送で使用している放送衛星を経由して、技研公開の会場で受信するというもの。
伝送時には、72Gbpsの8K映像を、次世代の映像圧縮技術「HEVC」により、85Mbpsまで圧縮し、新開発のリアルタイム復号装置で復号する。さらに、映像と音声を1つの信号として伝送するための多重化方式「MMT」を採用している。
また、衛星伝送時に「16APSK」と呼ばれる高効率の伝送方式を用いることで、約100Mbpsの伝送速度を実現している。
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