OmniOutliner 2は、アウトライン形式(ツリー形式)で文章を作成できるアウトラインエディタだ。バージョン2.3からiPad/iPhoneで使用できるユニバーサルアプリとなった。OmniOutliner 2では、iOSデバイス(ローカル)上に文書を保存できるほか、無料で登録できるクラウドストレージ「Omni Sync Server」を使って、複数のiOSデバイスおよびMacと文書を同期できる。
「ローカル書類」には、19個のテンプレートがあらかじめ用意されている。どれもシンプルで使いやすいテンプレートなので、初めてOmniOutliner 2で文書を作成する際には大いに役立つだろう。アウトラインエディタに求めることは、行の移動やレベルの上下の変更などが簡単にできることだ。OmniOutliner 2は、行をドラッグして位置を入れ替えたり複数行を選択してグループ化したりできるほか、削除、カット、コピー、移動などの操作も簡単に行える。行ごとに色を変えたり、フォントの色やサイズを変えたりしてカスタマイズすることも可能だ。また、音声を録音して文書に挿入できる。音声は、行ごとに保存されるので、1つの文書に複数の音声を録音できる。
OmniOutliner 2は、簡易的な表計算アプリとしても使用できる。列ごとに、日付や数値形式で入力するように書式を設定したり、数値の合計値を出すように設定したりできるため、作成した表をCSV形式で書き出して表計算アプリに渡すことも可能だ。さらに、作成した文書をテンプレートとして書き出しておけば、今後、同じ形式の文書を作成する際に、オリジナルのテンプレートを使って文書を簡単に作成できるようになる。
設定画面では、TextExpanderのスニペットを最新のものに更新できるほか、外付けキーボードを接続した場合に、タブでセル間を移動できる機能をオンにできる。特に、画面の大きなiPhone 6 Plusであれば、外付けキーボードと組み合わせて使うことで、長文の作成も苦にならなくなるだろう。iPhoneでできる仕事の幅が広がるはずだ。
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