「PhoneDrone」は、普段使用しているスマートフォンをクアッドコプターに変えるための製品だ。
ユーザーは、PhoneDroneにスマートフォンを搭載すれば、専用のモバイルアプリを使って飛ばすことができる。あらかじめ設定したルートの飛行、別のモバイルデバイスからの操縦、ターゲットとなるモバイルデバイスを持つユーザーの追尾が可能だ。
PhoneDroneはスマートフォンを直接搭載するため、空撮した写真やビデオをスマートフォンからSNSで共有するという場合、ドローンからスマートフォンへの転送という手間を省くことができると開発元のxCraftは述べている。
また、xCraftは、スマートフォンを搭載する利点として、スマートフォンに搭載のカメラやGPSなどを流用することでクアッドコプターの低価格化が可能になることを挙げている。また、新しいスマートフォンを入手すれば新しいカメラが利用可能になることを例に、ハードウェアのアップグレードがクアッドコプター側でなくスマートフォン側で実施できるようになることも述べている。
PhoneDroneは、6.3インチ×3.3インチ(およそ16cm×8.4cm)までの大きさのスマートフォンを搭載でき、「iPhone」の場合、iPhone 4S/5/5c/5s/6/6 Plusに対応する。Android搭載デバイスの場合、サムスンの「GALAXY S II」以降、および、同世代のAndroidデバイスに対応しているという。
PhoneDroneはKickstarterで資金集めをしており、6月12日までに25万ドルを集めることを目標にしている。本稿執筆時点で6万ドル以上を集めている。
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