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グリー田中代表、ネイティブシフトは「ほぼ完了」--4Qを反転の足がかりに

佐藤和也 (編集部)2015年04月28日 19時22分
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 グリーは4月28日、2015年6月期第3四半期累計(2014年7月~2015年3月)の連結決算を発表した。売上高は715億3300万円(前年同期比で27.8%減)、営業利益は160億200万円(同44.5%減)、経常利益は200億円(同33.9%減)、四半期純損益は25億1000万円の赤字(前年同期145億6600万円の黒字)となった。

  • グリー代表取締役会長兼社長の田中良和氏

 四半期ベースで見ると第3四半期は売上高が219億9000万円(第2四半期21億3000万円減)、営業利益は49億1000万円(同1億8000万円増)、経常利益は49億3000万円(同20億7000万円減)、純利益は16億7000万円(同93億3000万円増)。減収が続いているものの、第3四半期は宣伝広告費の削減や固定費の減少といったコストコントロールによって営業利益は増益となっている。

  • コイン消費の状況

 主力のゲーム事業におけるコイン消費は依然として減少傾向が続いており、第2四半期に比べて約10%減の313億コイン。ネイティブゲームとウェブゲームともにコイン消費が減少しており、特にウェブゲームは第2四半期の245億コインから約11%減の217億コインで、これが売上高減少の主要因として挙げている。一方で、ネイティブゲームについては「消滅都市」は好調で売上規模が拡大するなど、気を吐いている状態だ。

  • 大規模なネイティブゲームへのシフトをかかげていたが、体制構築はほぼ完了

 同社ではネイティブゲームを主軸とした事業構造へ転換を進めているが、第3四半期でネイティブゲーム開発人員を600名、開発ライン数は20まで拡充。この600名には有期雇用者を含んでいないとし、グリー代表取締役会長兼社長の田中良和氏は「体制の構築はほぼ完了した」。これによって消滅都市を初めとした既存タイトルの成長とともに、ネイティブゲームのヒットタイトルの創出を狙うという。

 4月にはポケラボとセガゲームスの共同プロジェクト「ポイッとヒーロー」をリリース。初期段階で好調な売り上げを記録しているとし、さらにLINEとの協業タイトル「LINE タワーライジング」を第4四半期に投入予定とするなど、反転の足がかりにしたい考えだ。

 なお、2月に発表した2015年6月期の通期予想について、売上高は980億円から935億円と減少する一方で、営業利益200億円、経常利益240億円は変更がなく、純利益は投資有価証券売却益の計上にともない、0円から10億円へと増加する修正を発表した。四半期ベースでは、第4四半期が売上高220億円、営業利益と経常利益はともに40億円、純利益は35億円を見込む。

  • 第4四半期に投入の新作で反転の足がかりに

  • ゲーム以外の事業についても、リフォームECサービスは拡大傾向。4月にはヘルスケアプラットフォーム事業にも参入している

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