商品設計を専門に手がけるソニーのグループ企業、ソニーエンジニアリングは4月23日、耳型に加え音質まで調整できる「テイラーメイドヘッドホン」2機種「XJE-MH1/MH2」(MH1/MH2)を発表した。「Just ear」ブランドとして展開する。販売は補聴器専門店東京ヒアリングケアセンターが担当。先行受注を4月29日に開始する。想定税別価格はMH1が30万円前後、MH2が20万円前後。
MH1/MH2は、耳型を採取し、納品時にフィッティング調整をすることで、耳にぴったりと合ったインナーイヤー型ヘッドホンを提供できる完全受注生産モデル。MH1はユーザーにヒアリングをし、使用環境や好む音楽に合わせて最適な音質を提案する音質カスタムモデル、MH2はモニター、リスニング、クラブサウンドの3種類の音質バリエーションを用意した音質プリセットモデルになる。
両機種ともに、13.5mmのダイナミックドライバとバランスドアーマチュアドライバを1つずつ搭載した密閉ハイブリッド型ヘッドホン。ダイナミックドライバは低域、バランスドアーマチュアドライバは中高域を担うことで、広帯域に渡って瑞々しい音質を実現するという。
外耳道に収まる音導管部に体温で柔らかくなる樹脂材料を用い、快適な装着感と安定した音質を得ることが可能。OFCリッツ線を用いたコードは約1.2mまたは約1.6mの着脱式を採用する。
Just earは、2014年10月に開催された「秋のヘッドフォン祭 2014」に参考出展し、試聴待ちの人が常に列を作っていた人気展示となっていた。
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