「Noise Meter」は、Android端末を騒音計として利用するためのアプリだ。起動しておくだけで周囲の騒音の大きさ(dB)について最大値や最小値、平均値などの値を算出して表示してくれるほか、一定の値を超えると通知してくれる機能なども備える。
使い方は簡単で、まずはアプリを起動。すると騒音の変化を表す時系列のグラフが表示される。初期設定では更新間隔は0.5秒で、オプションによって変更することもできる。
本アプリの特徴は、画面をタップすることで、グラフ表示をメーター表示や数値表示に変更できることだ。時系列による値の変化を見たければグラフ表示を、それぞれの値ごとの環境の例(図書館内、騒々しいオフィス、電車内など)を見たければメーター表示など、用途に応じて使い分けるとよい。
また本アプリでは画面上で値をタップすることで、最大値や最小値、平均値など、どの値を強調表示するかを変更できる。騒音計の使用目的は人によって大きく異なるが、どの値を強調表示するかを指定できることで、見やすくカスタマイズできるのはありがたい。またアラート表示の機能も備えており、例えば騒音が80dBを超えたらアラートで知らせるといった設定も可能だ。
アプリの表示は英語で、設定画面では若干意味がわかりにくい項目もあるが、デシベルでの表記そのものは国によって違いがあるわけではなく、またグラフ表示やメーター表示など視覚的に把握しやすいよう工夫されているため、しばらく触っていれば自然と使えるようになる。表示方法が固定された同種アプリも多い中、目的に合った表示方法に切り替えて手軽に使える騒音計アプリとしておすすめだ。
なお、ハードウェアの種類が少ないことから相性問題もまずないiOS向けの騒音計アプリと異なり、Android向けの騒音計アプリは端末による誤差が大きく、端末が異なるとうまく動作しない場合も少なくない。本アプリについては、筆者が試した範囲では他のアプリに比べて精度は高いと感じたが、レビューなどを見ると組み合わせる端末によっては正常な測定結果を得られないケースもあるようなので、この種のアプリを使う時は複数のアプリもしくは端末を使い比べてみることをおすすめする。
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