ASUS JAPANは4月20日、SIMフリースマートフォン「ZenFone 2(ZE551ML)」を国内で発売すると発表した。同日より予約を開始し、5月16日に発売する。
ZenFone 2は、Android 5.0を搭載したハイスペックなスマートフォンだ。2015年iF デザイン賞を受賞。ディスプレイは、画面占有率72%を保ちつつ、狭額縁を約3.3㎜まで狭めた5.5インチの大画面、フルHD IPS液晶を備える。ニックネームを「性能怪獣(パフォーマンス・モンスター)」とし、日本のスマートフォンでは初となる64bit インテル クアッドコア・プロセッサ「インテルAtomプロセッサZ3580/Z3560」を搭載する。
ASUSTeK Computerの会長Jonney Shih(ジョニー・シー)氏は、「ワンランク上の贅沢をお届けする。たくさんの汗をかき、涙を流し、寝る間も惜しんで作り上げた製品」と自信を見せた。
また、インテル 代表取締役社長の江田麻季子氏も登壇し、「ユーザーにとって新しい利便性を提供する。インテル Atom プロセッサを搭載した初めてのスマートフォン。今後もこれまでにない技術とパフォーマンスを提供していく」と語った。
シンプルで簡単に操作できるようになったASUS ZenUI、高速データ通信規格「LTE」や高速無線LAN規格IEEE802.11ac、短時間で一気に充電ができる急速充電機能などを搭載する。本体サイズは、高さ約152.5mm×幅約77.2mm×奥行き約3.9mm~10.9mmで、重さは約170g。
なお、デュアルSIMスロットも特長の一つだ。microSIMスロットを2つ備え、1つは4G/3G/2Gに対応する。もう1つは2G専用で、2G回線のサービスを提供している国や地域で、音声通話のみに使用できる。2G回線でのデータ通信には対応していない。
ラインアップは3つで、4Gバイトメモリ+eMMC 64Gバイト搭載モデル(2.3GHz Z3580)の価格は5万800円(税別)、4Gバイトメモリ+eMMC32Gバイト搭載モデル(2.3GHz Z3580)の価格は4万5800円(税別)、2Gバイトメモリ+eMMC32Gバイト搭載モデル(1.8GHz Z3560)は3万5800円(税別)。ブラック、レッド、ゴールド、グレーの全4色をラインアップする。なお、64Gバイトモデルのみ5月下旬以降に発売開始予定で予約販売時期は後日、同社のウェブサイトにて案内するとしている。
ASUS独自のPixel Master技術を駆使した高性能カメラでは、薄暗い場所でも鮮明に撮影できる「ローライトモード」や、逆光でも詳細まで美しく写し出す「HDRモード」を搭載。iPhone 6 PlusやXperia Z3と比較して、もっともきれいに撮れるとアピールした。さらに背面のデュアルカラーLEDフラッシュにより、自然な色味を残しながらも明るく撮影できる「リアルトーンフラッシュ」機能も備える。
このほか、2つのパスワードを使い分けることで、所有者とは全く別の領域を作成して使用できる「SnapView(スナップビュー)」、子どもと安心して一緒に楽しめる「キッズモード」、手の小さい人向けの「片手モード」なども搭載する。
日本向けにAPN設定のプリセット、日本語入力システム「ATOK」、耐久性に優れたGorilla Glass 3、「簡単モード」、「手袋モード」なども標準搭載する。
最大64Gバイトまで拡張可能なmicro SDカードスロットに加え、5Gバイトまで保存できるASUS WebStorage(永久無料版)と、100Gバイトまで保存できるGoogleドライブ(2年間無料版)のオンラインストレージサービスも付属する。
ZenFone 2専用の窓付カバー「View Flip Cover Deluxe」(ブラックのみ、2950円)と液晶保護フィルム、5色から選べる、コンパクトで大容量(10,050mAh)のモバイルバッテリ「ASUS ZenPower」(3950円)は本日より予約販売を開始し、5月中旬以降に販売を開始する。ZenFone 2で急速充電が可能な18W USB ACアダプタセット(2800円)は、5月中旬以降に発売開始予定としている。
なお、オンラインショップ「ASUS ZenFone Shop」にて、ZenFone 2発売記念の限定特典として、ZenFone 2とView Flip Cover Deluxeを同時購入した先着1000名に、ASUS ZenPowerをプレゼントするキャンペーンも開催中だ。
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