ラスベガス発--ASUSの会長Jonney Shih氏は、ハイブリッド型「Windows」搭載PCの新製品をCES 2015で開催した記者会見において発表した。
「Transformer Book Chi」シリーズは、ノートPCにもタブレットにもなるハイブリッドタイプのWindows搭載端末だ。このシリーズは着脱式で、外観は従来と同じクラムシェル型ノートPCだが、本体からディスプレイを取り外すことができる。CPUやRAM、ハードドライブなどのコンポーネントはディスプレイの後ろに搭載されており、取り外したディスプレイをスタンドアロン型のWindows搭載タブレットとして使用できる。
Transformer Book Chiシリーズの端末は、8.9インチ、10.1インチ、12.5インチの3サイズがリリースされる。Chiシリーズはこれまでの「Transformer Book」と異なり、本体がプラスチック製ではなくアルミ製で、一部の機種ではIntelの新しいハイエンドプロセッサ「Core M」を採用している。
これらのChiモデルはファンレスであるため、とりわけ薄型で静音性が高い。
「T300 Chi」は、ディスプレイサイズが12.5インチでIntel製Core Mを搭載する。ディスプレイの解像度は1920×1080ピクセルまたは2560×1440ピクセルのいずれかで提供される。Shih氏は、T300 Chiが「MacBook Air」と比べてどれほど薄いかを示した。
10.1インチの「T100 Chi」は、以前のTransformer Bookシステムに見られたようにIntelのローエンド「Atom」プロセッサを依然搭載し、1920×1200解像度ディスプレイを採用する。米国における価格は399ドルからとなっている。
8.9インチディスプレイを搭載してChiシステムとしては最小の「Chi T90」は、タブレットに近いが、キーボードを取り付けて小型クラムシェルにすることが可能だ。同モデルは1280×800ディスプレイを搭載する。また、IntelのAtom CPUを採用し、米国での価格は299ドルからとなっている。全サイズが2月に発売予定だが、米国外の価格と発売時期についてはいずれのモデルにおいても明らかになっていない。
付属のキーボードは、強力なマグネット式ヒンジによって取り付けられているが、Bluetoothでも接続されるので、少し離れた場所から利用できる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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