米国のセキュリティ会社FireEyeの報告によると、ロシアのハッカー集団が、広く使われている「Adobe Flash Player」および「Windows」の脆弱性を突いて他国政府に関する情報を入手しようとしているという。
FireEyeは2014年10月、米国など外交上の標的となる国の政府、軍、安全保障機関に関する情報を「APT28」と呼ばれるハッカー集団が追い求めており、そうした情報が「ロシア政府の利益になる可能性がある」と述べていた。
APT28の手口の1つは、デスクトップPCで首位のオペレーティングシステム(OS)であるWindowsと、アニメーションやデザインをウェブで閲覧できるようにするFlash Playerの脆弱性を突くことだ。FireEyeの報告については既にReutersが伝えている。
FireEyeによると、Adobeは既に脆弱性のフィックスを公開し、Microsoftは現在、修正に取り組んでいるという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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