WikiLeaksは、2014年の深刻なハッキングによって流出したSony Pictures Entertainmentのデータを公開した。すべての文書や電子メールが「完全に検索可能な」フォーマットで入手可能になっている。
2014年暮れに、ハッカーらがSony Pictures Entertainmentの社内データを未加工の状態で大量に流出させていたが、WikiLeaksは米国時間4月16日、それらの情報を「The Sony Archives」という検索可能なデータベースの中で公開したと発表した。WikiLeaksは、政府や軍関係の機密文書を公開することで最もよく知られている。データには3万287件の文書、17万3132件の電子メール、その他の機密情報が含まれており、その流出は、同社の壊滅的でお粗末なセキュリティ対策の失敗を証明するものになった。同社は現在も、この件を抑えようとしている。
WikiLeaks編集長のJulian Assange氏は同ウェブサイト上の声明で、「このアーカイブは、有力な多国籍企業の内部事情を明らかにするものだ」と述べた。「報道する価値があり、地政学的な対立の渦中にある。これは公有の財産だ。WikiLeaksは、確実に(このアーカイブを)残しておくつもりだ」(Assange氏)
ソニーは、当初のサイバー攻撃が「悪意のある犯罪行為」だと主張し、WikiLeaksによる流出データの掲載を非難した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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