長い間延期になっていたフィットネストラッカー「Jawbone UP3」がついに発売される。しかも発売されるのはUP3だけではない。Jawboneは、その他に「UP2」と「UP4」という2種類のフィットネスバンドを2015年に発売する予定だ。UP2は、2013年に発売されたUP24の後継機種で、UP4は、単体でAmerican Expressのワイヤレス決済に対応する機能が追加されている。
Jawboneの新しい主力バンドとなるJawbone UP3は、価格180ドルでJawbone.comにおいて注文可能だが、出荷は注文日に応じて4月20日以降となる。
延期されていたのはなぜだろうか。同製品が現在は防水でなく「防沫」になっていることが1つの理由である。Jawboneによると、製造上の問題により、水泳時も着用可能にすることができなかったという。今回の新製品はすべて前機種のUP24と同様に、装着したままシャワーを浴びたり手を洗ったりできるようになっている。
Jawbone UP2は、2013年発売のUP24の後継機種だ。心拍数は計測できないが、UP3と同じ新しいデザインとなり、同じようにバッテリは7日間持続可能で、これまでの機種と同じ睡眠および活動追跡機能を搭載する。100ドルという以前よりもさらに魅力的な価格となり、デザインはあまり象徴的とはいえない部分もあるが、どのような腕にもしっくり合いそうなサイズとなっている。
製品構成がややこしくなるが、2015年夏にはJawbone UP4も登場する。これは、UP3にNFC対応のモバイル決済を加えたもので、「Apple Pay」と同じように動作する。一意にトークン化されたクレジットカード番号がバンドに送信される一方で、クレジットカードを使用停止にすることなくその番号を無効にすることができる。
Apple Payや「Samsung Pay」、さらには「Apple Watch」のようなスマートフォンをベースとする決済サービスとは異なり、Jawbone UP4ではパスワードが不要である。バンドとペアリングさえすれば、タップによる店舗での支払いが可能になる。それは、他人のバンドを持って行ってショッピングが可能であることを意味するが、American Expressは、不正行為があればいつでも直ちにその決済番号を無効にすることを可能にする予定である。決済認証は銀行側で行われるため、バンドを装着していなくても、また、ペアリングしていなくても無効化が可能である。
UP4は価格が200ドルで、UP3よりも20ドル高い。UP4の使用には、American Expressカードとともに、American Expressに対応する非接触型決済ターミナルが必要になる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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