検索大手Googleは、どのアプリが家族向けなのかを親がより簡単に見分けられるようにしたいと考えている。
そこで同社は米国時間4月14日、「Designed for Families」という新しいプログラムを発表した。オンラインストア「Google Play」においてどのアプリが子供に対して安全であるかを指定するものである。
Googleは今回の動きの理由を、子供の「教育と娯楽」を目的としたコンテンツを提供するアプリ開発者を支援したいと考えたからだとした。
Google Playストアでは、Googleの「Android」OSを搭載するスマートフォンやタブレットにプログラムをダウンロードすることができる。
今回の動きは、ソフトウェア開発に対するGoogleの影響力だけでなく、その対象ユーザーについても同社の役割がますます大きくなっていることを示している。100万本を超えるアプリを提供するGoogle Playストアに10億人ものユーザーがアクセスできる状況において、Googleの選択は、人々がスマートフォンやタブレットを使用する方法を大きく変える可能性がある。
家族向けと指定されるためには、審査を受ける必要があるとGoogleは述べた。それには、コンピュータ及びビデオゲームを評価するエンターテインメントソフトウェアレイティング委員会(ESRB)による「Everyone」または「Everyone 10+」の評価を得ることも含まれる。またアプリは、13才未満の子供を保護することを目的とする児童オンラインプライバシー保護法(COPPA)にも従う必要があると、Googleの広報担当者は述べた。
アプリ開発者は直ちに、家族向け指定を受けるための審査に申請することができるが、消費者がこのラベル表示を目にするのは数週間後になる予定である。家族向け指定を受けたアプリは、Google Play上での新しい方法でのプロモーションが可能になる予定だが、Googleはこの新しいチャネルについて詳しく語らなかった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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