ワイヤレスゲートは4月14日、音声通話とデータ通信が可能なSIMカード「ワイヤレスゲートWi-Fi+LTE 音声通話プラン」をヨドバシカメラ店舗と通販サイト「ヨドバシ・ドット・コム」で4月28日から販売すると発表した。
全国約4万箇所のWi-Fiスポットが利用できるWi-Fiサービス「ワイヤレスゲートWi-Fi」と、NTTドコモから直接借り入れたXi(LTE)網と3G網が併用できる音声通話機能付きのSIMカードだ。通話料金は、税込み21.6円/30秒。新規契約時におけるMNP転入にも対応するため、現在利用している携帯電話番号を変更することなく利用できる。
特長は、(1)全国のWi-Fiスポットが使い放題、(2)最大通信速度は250kbpsと150Mbpsの2タイプを用意、(3)月額1300円からの4プラン、(4)違約金不要──の4点だ。
月額1300円(税込)のプランは最大通信速度250kbpsだが、使い放題になる。ワイヤレスゲート 代表取締役CEOの池田 武弘氏は、「最大通信250Kbpsは高速な動画には対応できないが、ウェブを見たり、メールを見たりなど一般的なデータ通信の用途には耐えられるもの。150Mbpsは動画にも対応できる速度」と説明した。
なお、音声+3Gバイトのプランは月額1700円、音声+5Gバイトは月額2300円、音声+8Gバイトは月額3500円となっている。また、初回は3240円(税込)のSIMカード発行事務手数料がかかる。
ワイヤレスゲートは2004年、複数の公衆無線LAN事業者のWi-Fiスポットを1つのID/パスワードで利用できるWi-Fiのアグリゲーションサービスとしてスタートした企業だ。2008年にヨドバシカメラと資本提携。2009年からWi-Fi+WiMAX、2014年9月からWi-Fi+LTE SIMカードを提供している。
ワイヤレスゲートが提供するSIMの強みは、月額390円で提供しているWi-Fiサービスを含んでいることだ。「実質的には月額910円でLTEサービスに対応したということ。業界でも最安値といっていいのではないか」(池田氏)と自信を見せた。
また、音声に対応した理由について、「これまで、データヘビーのユーザーを対象にサービスを提供してきたため、音声を取り扱ってこなかったが、音声ニーズに対する要望が売り場でも高い」とし、新たに音声対応の格安SIMサービスに踏み切ったと説明した。
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