DiMaria氏 われわれが目指しているのは、ユーザーは容量を気にせず、写真を楽しむということに集中して貰うということです。その中で、Eyefiクラウドというものをストレージサービスとしては捉えてほしくないという思いもあります。素晴らしい写真体験を提供するサービスだと考えているからです。Eyefi Mobi Proに関しては、買った時の値段だけではなくて、Eyefiクラウドを使ってもらうことで生まれる価値というものを考えていますので、最終的には続けていただける、価値のある商品だと思います。
DiMaria氏 経営的な部分で言えない内容ですが、参考として、2014年のカードの販売枚数は前年比で70%増になります。実際にEyefiが流通チャネルを持って販売する国というのは2007年の頭には5カ国しかなかったのが、現在は40カ国です。そして、Eyefi Mobiカードがアクティベートされている国は80カ国もあります。
DiMaria氏 色々な機能を付けていく予定ではあります。われわれは90日を1つの区切りとして新しいプランを提供していくというスタイルをとっています。90日以内という意味では本日発表したスマートタグ機能が、直近では一番大きなリリースになると思います。
DiMaria氏 顔認識をしない理由の1つが、顔認識をやりすぎると気味が悪い。つまり、顔を解析されているという嫌悪感をもたせないためです。自動タグ付けというのは、タグが付いて楽しい。そう思っていただけなければならないので、顔を解析するという行為がわかってしまう顔認識は避けています。もう1つ、顔認識というのはソーシャル寄りの機能だと判断しているからです。Eyefiというのは自分で撮った写真を大事にするという立場ですので、ソーシャルのようなこの人の顔が映っているよというのは、Eyefiの方向性とは違うのかなと思います。
また、写真を自分のために撮るという人は、例えばお子さんの写真を撮る場合、成長に伴って顔が変わるわけです。つまり、認識機能をトレーニングしなければならないということです。顔を認識した際、正誤作業を行わなければならないというのが現状の顔認識ですから、写真を撮れば撮るほど作業が増える。つまり楽しくない写真体験なわけです。Eyefiはそちらの方向性にはいきたくない。全自動というのが我々の哲学ですので、現在の顔認識はそれを逆行していると判断して搭載しないことを決めました。
DiMaria氏 1つはクラウド上に写真が残っているというのを気持ち悪がるユーザーがいるということです。バックアップを取ったらすぐに消してしまいたい。そういった使い方をする人もいます。私の場合はNASに全てのデータを転送しています。もう1つは、色々なデバイスで撮影された写真をEyefiクラウドがまとめ、PCにダウンロードすることで日付ごとのフォルダで写真を管理できるということです。管理されていない写真をEyefiクラウドに一度アップすることでキレイにまとめるという使い方です。
DiMaria氏 黒色にするとプロブランドっぽさが出るかなと思い採用しましたが、米国ではなぜオレンジじゃないのかというクレームが入りました。Eyefi Mobiに採用しているオレンジ色にファンが多いことを気づきました。オレンジ色に対する声が大きければ、ひょっとしたら黒色からオレンジ色に戻すかもしれません。
われわれはテクノロジの会社です。しかしテクノロジよりも写真の会社であると感じていただきたいですし、われわれも写真好きのためのプロダクトをいつも作っていきたいと考えています。
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