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子供向け見守り端末「ドコッチ」誕生秘話--“腕時計型”にこだわった理由 - (page 2)

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技術は、ユーザーニーズに応えてこそ“イノベーション”になる

――ところで、世の中でウェアラブルデバイスへの関心が高まる中、ドコモが“子ども向けウェアラブル端末”という一手を放ったことに、驚きを受けました。

 ウェアラブルデバイスを普及させるためには、ターゲットを絞ることも大事ではないかと感じています。ドコッチを生み出すことができたことで、今後は特定のターゲット層に合わせたウェアラブルデバイスの提案が可能になってくるのではないでしょうか。一般的にウェアラブルデバイスに求められるニーズや利用シーンから一歩踏み込んだ、ターゲットの利用ニーズに合わせた提案です。

 実は、ドコッチには発表直後から「お年寄りの見守りにも有効なのでは」というご意見をいただいています。特定のターゲットニーズに応えた製品作りをすると、そこから想定していなかったような利用シーンが生み出され、今まで見えてこなかった新たなニーズが顕在化することがあるのです。


――これまでドコモでは「キッズケータイ」「ジュニアスマホ」「らくらくホン」「らくらくスマホ」など、子どもやお年寄りのニーズに合わせた製品を業界内でいち早く開発してきましたが、ターゲットニーズに合わせた製品開発というのはドコモにとって重要なキーワードということでしょうか。

 一番大事なのは、技術オリエンテッド=最新技術の追求を目的に製品を作るのではなく、ターゲットとしているユーザーのニーズを理解して、いかに長く使ってもらえるかを考えた製品開発をすることではないかと思っています。それは、子どもやお年寄りだけでなく、すべての年代向けの製品にも言えることです。

 たとえばウェアラブルデバイスは、最初は技術的な目新しさや機能のユニークさに注目が集まりがちですが、本当に良いものは、ユーザーが使いたいと思えるものです。たとえ技術的な新しさがなかったとしても、機能がシンプルだったとしても、ユーザーのニーズを満たすものであれば世の中に受け入れてもらえる。製品に対する着眼点と技術とニーズのバランスを考えることが重要だと考えています。

 これから、IoT(Internet of Things:モノのインターネット)の時代が本格化して、世の中のいろいろなものがネットに繋がる時代がやってきます。そういう状況においても、ドコモは技術オリエンテッドになることなく、ユーザーのニーズを理解してそれを具現化した製品やサービスを世に送り出していきたいと考えています。ウェアラブルデバイスも、IoTも、それがユーザーのニーズに応えてこそ、本当のイノベーションになるのです。

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